2大会連続出場の田中選手は、初戦でネパールの選手に19対3で快勝しましたが、準々決勝ではアゼルバイジャンの選手に接戦の末に5対6で敗れました。
敗者復活戦では、スペインの選手と対戦し、開始直後に4ポイントをリードされる苦しい展開となりました。
終盤には田中選手も蹴りを決め、残り10秒を切ったところで180度回転した後ろ蹴りで3ポイントを奪って追い上げましたがわずかに及ばず、7対8で競り負けてメダルには届きませんでした。
田中光哉「またこの舞台に戻ってきて次は勝ちたい」
田中選手は初出場した東京パラリンピックで1勝もできずに敗退し、その雪辱を果たしたいとパリ大会に臨みました。
田中選手は、敗者復活戦でスペインの選手に競り負けたことについて「東京大会の時は本当に歯が立たない状況だったので、サポートしてくれたたくさんの人たちに成長した姿を見せたかったが残念だ」と涙をこらえながら話しました。
また、残り24秒から蹴りを続けて決めて合わせて4ポイントを取ったほか、試合終了6秒前には180度回転が加わった後ろ蹴りで3ポイントを奪った終盤の攻撃について「守りが堅い相手だったが、ビハインドの展開だったので、いろんな技でうまく崩そうと試しながら戦えた」と振り返りました。
そして「テコンドーの競技者として、まだまだやるべきことはたくさんあるので、もっと磨いて、またこの舞台に戻ってきて次は勝てるようにしたい」と話していました。
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