山本投手は右肩の炎症でことし6月にけが人リストに入り、今月に入ってからは実戦形式の投球練習を再開するなど来月の復帰を目指してリハビリを続けています。

28日はリハビリの最終段階としてテキサス州ラウンドロックで離脱後初めて傘下の3Aのチームの試合に先発登板しました。

山本投手は1回、2人目のバッターから得意のスプリットで空振り三振を奪いましたが、続く3番バッターには甘く入ったストレートを捉えられ、センターにソロホームランを許しました。

2回は2アウトとして迎えた最後のバッターで、1ボール2ストライクからの7球目、高めのスプリットが一度はボールと判定されましたが、今シーズンからマイナーリーグで導入されているAIによる自動判定の「チャレンジ」制度でストライクに判定が変わり、見逃しの三振で3者凡退としました。

山本投手は2回31球を投げてソロホームランの1失点のみに抑え、2奪三振でフォアボールはなく、ストレートの最速は154キロを計測して順調な回復ぶりを見せました。

山本投手は「問題なく2イニングを投げられたことがよかった。実戦の感覚は投げていくごとに少しずつ取り戻せた」と満足げな表情を見せ、「ファンの前で投げるのは久しぶりで選手としてうれしさを感じたし、より早く復帰したいという気持ちが強くなった」と話していました。

山本投手は次回もマイナーでの登板が予定されているということで、順調ならその後大リーグに復帰する予定です。

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