抱負を語るJ1浦和の池田伸康暫定監督=2024年8月29日

 監督交代に揺れるサッカー・J1浦和で次期監督の来日手続き完了までの間、チームを指揮する池田伸康暫定監督が29日、オンラインで記者会見を行った。次節の首位・町田戦(31日・国立)に向けて「自分は浦和で生まれ育ち、サッカーを学んだ。町田戦で何が何でも勝ち点3を取ることが恩返しになると思う」と抱負を語った。

 リーグ戦13位と低迷する浦和は27日、今季就任したペアマティアス・ヘグモ監督の解任と、昨季までチームを率いたマチェイ・スコルジャ氏の監督復帰を発表した。選手への動揺を懸念したという池田暫定監督は、最初は表情が硬い選手もいたと明かした上で「練習が始まったら(雰囲気が)明るくなり安心した。整理する時間は個人差があると思うが、いい表情でトレーニングできている」と語った。

 スコルジャ氏とは毎日2回ほどリモートで打ち合わせをして練習内容や選手の状態などを共有し、「現場の肌感覚を大事にしてほしい」と伝えられているという。池田暫定監督は「(いい形で)バトンタッチできるようなサッカーを町田戦からできれば」と目の前の一戦を見据えた。【角田直哉】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。