パリ五輪のフェンシング女子サーブル団体で銅メダルに輝いた尾崎世梨選手(21)=札幌市出身=が27日、札幌市長特別表彰を受け、「今回の経験を糧に4年後のロサンゼルス五輪では、個人と団体で金メダルをめざしたい」と決意を語った。

 札幌大谷中時代にフェンシングを始め、鹿児島南高校を経て、法政大に在学中。今回の五輪はリザーブメンバーとしてチームに同行、銅メダルをかけたフランスとの大一番で活躍し、サーブル女子史上初のメダル獲得に貢献した。

 尾崎選手は初出場の五輪について「スポーツをやっている人間にとって一番の舞台だと実感した。(出場までは)簡単な道のりではなかったが、いろんな方に支えていただいた」などと感謝を述べた。

 また、フェンシングについては「醍醐(だいご)味は駆け引き」としつつ、「まだまだメジャーな競技ではない。今回を機にさらにフェンシング界を大きくしていきたい。『やってみたい』『かっこいい』と思ってくれた人にはぜひチャレンジして欲しいと思います」と語った。(原知恵子)

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