ダルビッシュ投手は、ことし5月29日のマーリンズ戦を最後に左足付け根の痛みのため、けが人リストに入り、7月からは「個人的な事情」で制限リストに入ってチームを離れていました。

これまで復帰の見通しは立っていませんでしたが、パドレスは23日、ダルビッシュ投手を再び15日間のけが人リストに入れると発表し、およそ1か月半ぶりにチームに合流しました。

ダルビッシュ投手は、本拠地のサンディエゴでブルペンでの投球練習を行ったあとに報道陣の取材に応じ「すごく新しい気持ちでここに来ることができた。帰ってくることができて本当によかった」と話しました。

チームを離れていた理由については「特に話せることはない」としたうえで、「今は野球ができる、集中できる状態なのかなと思う。この期間、チームメートや球団、ファンの方たちがサポートしてくれる声は届いていたし、これだけいなかったのに笑顔で迎え入れてくれて、本当に感謝以外何もないと思う」と感謝の気持ちを述べました。

今シーズンのダルビッシュ投手は4勝3敗、防御率3.20の成績で、5月には史上3人目の日米通算200勝を達成しました。

パドレスはシーズン後半に入って22勝8敗と快進撃を続け、ナショナルリーグ西部地区首位のドジャースと地区優勝を争っていて、ベテランのダルビッシュ投手の復帰が追い風となります。

ダルビッシュ投手は「僕がいなくなってから、めちゃくちゃ勝ってるので『あ、やっぱオレいらないじゃん』と思った」と笑顔で話し、自身の状態については、「練習はずっとしていたし、きょうも体やボールの動きはチームを離れる前よりよかったと思う。2、3日後にはバッターを相手に投げたい」と手応えを口にしていました。

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