女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンが22日、英北東部セントアンドルーズのオールドコースで開幕する。

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 7月のエビアン選手権でメジャー初優勝した古江彩佳は20日、練習ラウンドを終え、「自分は自分で変わらず臨みたい」と語った。

 今季、古江の安定感は際立っている。

 ここまで18試合に出場し、10回のトップ10入り。平均スコア69・879は、今季6勝を挙げ、出場5試合連続優勝も遂げたネリー・コルダを上回り、ツアートップの数字だ。

 悩みの種もなくなりつつある。課題だった精神面だ。勝利への思いの強さから、重圧のかかる場面でプレーが乱れることがあった。「空回りして、メンタルでやられていた」

 しかし、エビアン選手権では最終日にトップと一時3打差をつけられながら、最終18番でイーグルパットを沈めて逆転優勝。「やっと最後まで頑張れた。久しぶりに我慢強さが出てきて、先週もよかったのかも」。前週のスコットランド・オープン最終日は、ノーボギーでスコアを4つ伸ばして3位。さらに勝てるゴルファーへと、古江の「自分らしさ」は変化しつつある。

 先週と同様に、今回のコースも海沿い。雨や風への対応に頭を悩ませる選手は多いが、古江はいたって前向きだった。「うまく風を読み切れた時がすごく気持ちいいので、そこが私としては楽しみ」

 メジャー2勝目がかかるが、気負いはない。「メジャーをとれたのもたまたま。一つひとつの試合を頑張りたい」(セントアンドルーズ=平田瑛美)

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