岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、中学生の柔道男子・下山航昇選手(磐梨武道館)です。

岡山市北区の岡山武道館で7月21日に行われた岡山県中学校総体(柔道競技)第2日の個人戦に出場した下山選手が男子55kg級で、5試合中4試合で一本勝ちするなどして優勝しました。下山選手は8月20日から長野県で行われる全国中学校大会への出場を決めました。

8月3日に同じ会場で開催された中国中学校柔道大会でも、決勝で鳥取県の選手に優勢勝ちし、見事優勝を果たした下山選手。県総体・中国大会の感想や全国大会に向けての抱負などを聞きました。(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)


Q:中国大会の決勝戦を振り返って
(下山航昇選手)
「(対戦相手の加藤泰輔選手(鳥取・米子市立東山中学校)とは)何回か練習とか試合をしたことがあるんですけど、組手など、自分よりも上というところもあり少し緊張気味で入ったが、その自分の得意技である「体落とし」で投げられたので、それは良かったなと思いました」

Q:2週間前の県総体で全中出場の切符を獲得。県総体で(試合で)何か苦労した場面は
「きょう(中国大会)の準決勝でも当たった川端(尚輝)選手(岡山白陵中)とは結構同じ練習をしたりするので、自分の技とかを調べるので、難しい試合ではありましたけど、しっかり自分の動きで勝つことができたので、そこが良かったと思いました」

Q:いま目標としている選手は?
「目標としている選手は、(所属の)磐梨武道館で2023年の全中で優勝した松本明莉選手(現:創志学園1年)を目標としてしっかり日々練習は取り組んでいます」

Q:今日みたいな(大きな)試合の前に必ずやっていることは
「緊張をほぐすために自分の体をたたいたり、しっかり目をつぶって(相手を)どうやって投げるかなどをイメージして試合に臨んでいます」

Q:全中に向けての抱負を
「強い人もいると思うけど、しっかり自分の技で全国制覇っていう自分の目標を達成できるように、これからも練習していって、自分の技で投げられるように頑張ります」


友達に誘われ、小学4年生から始めた柔道。スポーツ全般は好きとはいいますが、基本的には“柔道一直線”。得意技は大内刈りと体落とし。中国大会決勝では序盤、「相手の強さを知っているので、探り探りだった」という下山選手。両者とも指導を受けるほどこう着状態が続きましたが、試合開始1分経過後に体落としを決め、全中の前哨戦ともいえる大会を制しました。

次は、磐梨武道館の先輩・松本明莉選手に続く「日本一」を目指します。全国中学校大会・柔道競技は長野県佐久市で8月20日から23日まで行われ、下山選手が出場する男子個人戦は最終日の23日に行われます。

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