【関東一-東海大相模】東海大相模の先発・藤田=阪神甲子園球場で2024年8月19日、中川祐一撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第12日の19日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、東海大相模は関東一との関東対決に1―2で敗れた。先発した198センチ左腕の藤田琉生投手は「仲間を信じてやってきた結果なので悔いはない」と語ったが、試合後は涙を見せた。主なコメントは次の通り。

東海大相模・藤田琉生投手

 自分の甘さが出て、チームに負けをもたらしてしまった。チームは粘る野球をここまでやってきたが、粘りきれなくて負けてしまった。それでも仲間を信じて全力でやってきた結果なので、悔いはない。

 (関東一の4番・高橋徹平選手に先制のソロ本塁打を喫した場面について)内野ゴロを打たせようと思って、サイン通りにチェンジアップを投げた。少し浮いたが、狙い通りの球ではあった。踏み込んで打ってきたので、相手は狙っていたんだと思う。一振りで決められてしまった。相手の方が上だった。

 (この日の投球について)自分は三振を取るというよりは守備から流れを作る投手。最初はそれができていたが、段々と相手打線に対応されてしまった。

 (九回途中で降板後は)もうマウンドには戻れないので、後続に託して全力で声を出そうと思っていた。

 (甲子園でのプレーを振り返り)野球を始めた頃から憧れの場所で、プレーできてうれしかった。でも、勝ちきれなかったのは悔しい。

 (進路を問われ)進路はまだ決めていない。監督さんとも話をして、大学に進学するのか、プロ志望届を出させていただくのか。どこにいくとしても、この悔しさは忘れずに正々堂々戦っていきたい。

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