第106回全国高校野球選手権大会は第8日の14日、阪神甲子園球場で2回戦があり、春夏初出場の新潟産大付は京都国際に0―4で敗れた。新潟産大付・吉野公浩監督の試合後の主なコメントは次の通り。
新潟産大付・吉野公浩監督
（この結果になった要因は）攻撃面で自分たちが思うような攻撃ができなかった。セーフティーバントなど足を絡めた攻撃が、西村（一毅）君を攻略できなかった。
（西村投手をどう見ていたか）真っすぐ、スライダー、チェンジアップの3球種はカウントも取れるし決め球にもなる。甘い球もそんなに来ず、攻略の糸口が最後までなかった。完全に抑え込まれた。
（九回の攻撃、2死満塁の場面で甲子園の観客を味方に付けた）今まであの光景はテレビの世界。それが実際、自分があの場に立ってあのような歓声を受けて『本当に甲子園って温かいんだな』、ありがたかった。
（涙ながらにお立ち台に上がった。その涙は）選手たちの涙を見たら、ちょっと泣いてしまった。あとやっぱり、最後の2死満塁まで行って、甲子園全体の大歓声を受けて幸せだなと思った。
（吉野監督にとって甲子園はどんな舞台だったか）観客席が低くて自分が球場で選手と一緒にプレーしているような感覚にさせてくれる素晴らしい球場だった。
（甲子園に来たこのチームについて）ノーシードで夏の大会に臨んだ。勝つことでこんなに選手って伸びてくるんだなと、勝つことでチームがどんどん強くなっていくことをこの夏、実感した。ものすごい経験ができた夏だった。
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