パリオリンピックで金メダルを獲得したレスリングの桜井つぐみ選手(22)=香南市出身=と清岡幸大郎選手(23)=高知市出身=を幼少時から指導してきた桜井選手の父・優史さん(48)がパリから帰国。13日午後8時半ごろ、高知龍馬空港の到着ロビーで県内のレスリング関係者らの出迎えを受けた後、報道陣の取材に応じ、弟子2人が成し遂げた快挙について改めて語りました。

桜井優史さん(高知レスリングクラブ監督):
皆さま方の応援のおかげもありまして、2人とも夢だったオリンピックの金メダルを獲得することができました。多くの方々に支えていただいて、いろんな方に応援していただいて、それが 2人の力になって、この成果につながったと思っています。これまでいろんな場面で支えていただき、応援していただきありがとうございました。

私自身、オリンピックに関わるのが初めてだったので、どんなものなのかなと思ってオリンピックを迎えたんですけれども、本当に夢のような時間でした。これまで私が経験したどんな大会よりもすごいものでした。夢のような舞台で堂々と自分のレスリングをしっかりやって、なおかつ勝ち切った2人。本当にすごい、大したもんだなと思いました。

(20年前に)指導者としてクラブを立ち上げた時には、この舞台は想像していませんでした。日本一の選手をつくりたいと思って立ち上げたけれども、私の想像を超える成長を子供たちはしてくれました。夢の舞台に私を連れて行ってくれました。本当に感慨深いものがありますし、子供たちに感謝したいと思います。

オリンピックの金メダルは簡単なものではないです。ただ、2人が実際に獲得したように決して無理なことではなくて、小さい頃から夢に対して本気で向き合って、諦めずに努力をすれば勝ち取ることができるのを 2人が証明してくれた。2人が切り開いてくれたこの道を後輩たちも続けて、本県の子供たちの中からロスオリンピックに出る選手が出てもらいたいと思います。

2人とも高知が好きなので、高知の方々に支えていただいて、ここまで成長もしました。(高知に帰ってきたら)高知県でおいしい食べ物とか、ゆっくりできること、リラックスをして、これからの人生につなげてもらうような時間にしてもらいたいなと思っています。

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