ナショナルリーグ西部地区で首位のドジャースは、相手の本拠地ミルウォーキーで中部地区首位のブルワーズと対戦しました。

ブルワーズの先発はプロ野球・ソフトバンクにも在籍していたレイ投手で、今シーズンすでに自己最高の10勝をあげています。

前の試合で36号ホームランを打ち勝利に貢献した大谷選手は1番・指名打者で先発出場し1回、プレーボール直後の第1打席は、初球を打ってセンターフライとなりました。

1点リードで迎えた3回は、ツーアウトランナーなしの場面で第2打席に立ち、レイ投手の甘く入ったスプリットを逃さず右中間スタンドに運び、2試合連続となる37号ソロホームランを打って追加点をあげました。

打球速度175.9キロ、飛距離は125.8メートルの大きな当たりでした。

トップに立っているナショナルリーグのホームランランキングでは、この時点で2位につけているブレーブスのオズーナ選手との差を2本に広げました。

続く4回は、ドジャースの強力打線がつながり2本のツーランホームランなどで7対1とリードを広げた直後、ワンアウトランナーなしの場面で大谷選手に第3打席がまわりましたがここは、アウトコース低めの変化球に空振り三振に倒れました。

6回の第4打席はワンアウト一塁の場面で低めのツーシームを打ってサードゴロ、8回の第5打席はツーアウト二塁のチャンスで150キロ台後半の高めの速球に空振り三振となりました。

大谷選手は5打数1安打1打点で3試合連続ヒットをマークし、打率は2割9分7厘となっています。

今シーズンの通算打点は「86」となって、リーグトップのオズーナ選手との差はこの時点で「4」に縮まりました。

試合はドジャースが7対2で勝って5連勝とし、先発のストーン投手が自身初の10勝目をあげました。

史上6人目の「40-40」達成へ視界良好

大谷選手はこの試合を終えてリーグトップのホームラン37本、リーグ2位となる33個の盗塁を決めていて、シーズン終了までこのペースを保てば、ホームランは50本、盗塁は44個となります。

今月は47打数9安打と打率は1割9分1厘にとどまっていますが、このうち5本がホームラン、ツーベースとスリーベースが1本ずつでヒット9本のうち7本が長打と持ち味は発揮しています。

大リーグ史上6人目となるホームラン40本・40盗塁の「40-40(フォーティー・フォーティー)」の達成に向けても視界は良好で、2年連続、そして指名打者としては史上初となるシーズンMVP=最優秀選手を受賞する可能性も十分にあります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。