智弁和歌山・中谷仁監督

 第106回全国高校野球選手権大会は第7日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、智弁和歌山が霞ケ浦(茨城)に延長十一回タイブレークの末に4―5で競り負け、優勝した第103回大会(2021年)以来、3年ぶりの3回戦進出はならなかった。智弁和歌山の中谷仁監督の試合後の主なコメントは次の通り。

智弁和歌山・中谷仁監督

 (選手たちを)勝たせてやれなかった。申し訳ない。一生懸命頑張ってきた子たちなので、全ては僕の責任、未熟さだと思います。我々は甲子園を沸かせに来たわけではなく、勝負に来たので。勝てなかったことが全てです。

 (霞ケ浦の先発・市村才樹投手は)丁寧にうまく投げられた。緩い球があったので、ガンガン振っていくと術中にはまるし、外野が深く守ってくると想定はしていた。センターを中心に軽打(を狙っていこう)と指示していた。選手たちが思う存分やってくれるようにと思ったが、指示が不適格だったということだと思う。

 (2者連続本塁打は)よく打ってくれました。

 (先発の松倉汐音投手は)ゲームがもつれる可能性があったので、(エースの)渡辺(颯人投手)を終盤の想定だった。想定した通りの展開ではあったが……というところ。バッテリーは9回までで3失点なので、よく投げてくれた。打つ方でなんとかしたかった。

 (引退する3年生は)本当によく頑張ってくれた。申し訳ない。「ごめんな」としか言えない。

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