パリ五輪・女子レスリング57kg級の桜井つぐみ選手(22)=香南市出身・育英大助手=は9日未明(日本時間)、準決勝でアメリカのヘレン・マルーリス選手を破って決勝進出を決め、銀メダル以上が確定しました。

マルーリス選手はリオデジャネイロ五輪で吉田沙保里選手を破り、吉田選手のオリンピック4連覇を阻んだ強豪。桜井選手は、2点を先制されましたが、すぐに逆転し最終的には10対4で勝利しました。

試合後のインタビューでは、「あした絶対勝つという気持ちを持って、もう1試合ですべてを出し切って、絶対優勝できるように頑張ります」と子供の頃からの夢である“オリンピック優勝”への強い決意を語りました。

応援のため現地入りしている父親でレスリングの師匠でもある優史さんによれば、パリでの桜井選手は「いい感じで練習もしっかりできている。減量もないので、しっかり食事も取れて、選手村を散歩したりとかオリンピックを楽しむこともできている。本当に良い状態で大会を迎えることができた」ということです。

決勝は10日早朝(日本時間)。対戦相手は昨年の世界選手権決勝で桜井選手が勝利したモルドバのアナスタシア・ニチタ選手です。金メダルを勝ち取れば高知県勢としては92年ぶりの歴史的快挙となります。

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