特集はいよいよ8月7日に開幕する夏の高校野球です。岡山代表の岡山学芸館は5年ぶり3回目、香川代表の英明は2年連続4回目の甲子園出場です。

7月29日の岡山大会決勝。激闘を制し、岡山県58校(56チーム)の頂点に立ったのは、岡山学芸館高校でした。5年ぶり3回目の甲子園出場です。

現在100人の部員が在籍する岡山学芸館高校野球部。チームを率いる佐藤貴博監督は、あるスローガンを掲げています。

(岡山学芸館 佐藤貴博監督)
「チーム全体で掲げているのは『考動』。試合を重ねるごとに成長している姿がうかがえた。非常にバランスの良い投手中心のチームができあがったのでは」

抜群のコントロールを誇るエース沖田幸大は、最速143キロの速球と変化球で打者を打ち取り、岡山大会ではフォアボールを1つも出しませんでした。打者に応じて相手の不得意な場所に投げられるピッチャーだと監督も評価しています。

(岡山学芸館 沖田幸大投手)
「学芸館のエース背番号1を付けさせてもらっている以上は不甲斐ないピッチングはできないと思っているので」

チームの頼れるクローザー、丹羽知則。ストレートは最速140キロ。多彩な変化球を駆使して三振を奪います。

(岡山学芸館 丹羽知則投手)
「変化球でバッターをほんろうするのが自分の持ち味で、その中でもカットボールとチェンジアップは一番の武器」

続いては野手陣、キャプテンの竹下柚葵は献身的なプレーでチャンスを作ります。

(岡山学芸館 竹下柚葵主将)
「フォアボールでもデッドボールでもいいから塁に出るような、簡単にアウトになってしまうのではなくて、何かアクションを起こして足も絡めるようなバッティングを意識している」

4番ライトの坂本悠樹は岡山大会打率3割4分8厘、チームトップ9打点の活躍でした。

(岡山学芸館 坂本悠樹選手)
「冬からはずっとバッティング1本でやってきてウエイトも欠かさずやってきたことで飛距離も伸びていった」

サードの小田裕貴は、岡山大会で16打数8安打、打率5割と絶好調。下位打線からチームを勢いづけます。

(岡山学芸館 小田裕貴選手)
「2ストライク追い込まれるまでは強く打って長打を狙い、追い込まれてからは粘って短打を狙っていけるのが自分の良い所だと思う」

5年前はたどり着けなかったベスト8に向け、躍進を誓います。

(岡山学芸館 竹下柚葵主将)
「甲子園でも一つ一つ目の前の試合に全力で取り組むので応援よろしくお願いします」

チーム全員で挑む夏の甲子園。岡山学芸館は大会4日目の第3試合で愛媛の聖カタリナ学園と対戦します。

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