パリ・オリンピックで、射撃する姿が「映画やドラマのようだ」と注目を浴びている韓国のキム・イェジ選手(31)は4日、パリで行われた選手団の記者会見で、「映画出演を考えたことはない」と述べた。韓国紙「朝鮮日報」などが報じた。
キム選手は7月28日(現地時間)の女子エアピストルで銀メダルを獲得した。その後、今年5月のワールドカップで顔色一つ変えずに撃つキム選手の動画が、「韓国ドラマのよう」「主人公のオーラ」などと拡散。米国の実業家イーロン・マスク氏がX(ツイッター)で「彼女はアクション映画に出演すべきだ。演技はいらない!」と絶賛した。米紙ニューヨーク・タイムズも「パリ五輪で最もクールな選手」などと伝えた。
キム選手は4日の会見で、もし映画出演を提案されたらどんな役をしたいか聞かれ、「私は運動選手。(運動を)一生懸命頑張ります」と笑った。
聯合ニュースなどによると、キム選手は韓国メディアの記者に対し、マスク氏に言及されたことについて「おかげで射撃に少し人気が出そうだ。本当に感謝している」と述べた。
一方、金メダルが期待されていた女子25メートルピストルでは今月2日、時間内に撃ち逃し、決勝に進出できなかった。このため「あまりにも下手過ぎて人気が冷めるのでは」とも語ったという。【ソウル日下部元美】
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