手を合わせて祈る瀬戸大也選手の母、一美さん(中央手前)=埼玉県毛呂山町の東公民館で2024年8月3日、仲村隆撮影

 パリ・オリンピックの競泳男子200メートル個人メドレー決勝が2日(日本時間3日未明)行われた。埼玉県毛呂山町出身の瀬戸大也選手(30)は7位で、2大会ぶりのメダルには届かなかった。

 毛呂山町の町東公民館ではパブリックビューイング(PV)があり、集まった約120人の町民らは「頑張れ大也、頑張れ大也」と声援を送った。井上健次町長や瀬戸大也選手を応援する会の高橋仁志会長、瀬戸選手の母、一美さん(57)も参加した。

 レースは前半から瀬戸選手が上位の選手を追う展開になり、後半の平泳ぎで5位まで順位を上げたが、最後の自由形で追い上げられず7位にとどまった。

 PVの観客席では一美さんが手を合わせて祈る姿が見られた。レース直前に無料通信アプリ「LINE」で「力を出し切って」と伝えていたという。レース中は「自分のイメージする泳ぎをしてほしいと祈っていました。メダルには届かなかったけど、よく頑張ったと言いたい」と話した。

 高橋会長は「結果は残念でしたが、それでも世界で7番。瀬戸選手のお陰でパブリックビューイングを楽しむことができて感謝したい」と振り返った。【仲村隆】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。