24歳のジャンパーはオリンピック連覇に向けて好スタートを切りました。デュプランティス選手は男子棒高跳びで2020年の2月に6メートル17センチの世界記録をマークすると、その後7回にわたって1センチずつ世界記録を更新し、現在は6メートル24センチの世界記録を持っています。前回の東京大会でも金メダルを獲得し、かつてのこの種目の世界記録保持者で「鳥人」と呼ばれたセルゲイ・ブブカさんを超える存在として注目されています。予選のあとパリオリンピックの目標を尋ねると「ただ跳べるだけ高く跳び、金メダルを獲得するだけだ」と涼しげな表情で話したデュプランティス選手は、この種目の圧倒的な金メダル候補ですが、あくまで自分自身の限界に挑む姿勢を強調していました。そんな、デュプランティス選手は、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の大ファンだということで、大谷選手の活躍について質問すると「ことばに表せないくらい素晴らしく、信じられない活躍をしている。自分も幼いころ野球をしていて大谷選手みたいになりたいと思っていたけどできなかった。大谷選手はスポーツを新たなレベルに引き上げているし、障壁を打ち破る姿は常にとてもかっこいい」と興奮した様子で話していました。大谷選手からも刺激を受ける若き王者が、パリの舞台でどんな跳躍を見せるのか。オリンピック連覇の行方とともに、新たな世界記録が更新されるのかにも注目です。

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