日本柔道界最年長の32歳で初めての五輪にのぞんだ静岡県浜松市出身の橋本壮市 選手。

大村 秀行記者:
悲願の金メダル獲得へ!橋本選手が通っていた道場では恩師や後輩たちが勝利を信じてエールを送ります

地元・浜松市の道場「育誠館」では、後輩たちがうちわを持ったり橋本選手のお面をつけたりして応援しました。

初戦となった2回戦は得意の袖つり込み腰で技ありを奪って優勢勝ち。

続く準々決勝は地元・フランスのギャバと対戦し、3回目の指導を受け反則負けを喫しました。

道場の後輩:
くやしいですね、悲しいです

道場の後輩:
試合なので勝ち負けがつくのでしょうがない。銅メダルをとってほしい

悔しさがにじんだ橋本選手ですが、相手の反則負けで敗者復活戦を勝ち上がり3位決定戦へ。

落合健悟 記者:
時刻は午前1時をまわりました。銅メダルをかけた一戦を前に、後輩たちも眠い目をこすって画面を見つめています

3位決定戦は試合開始直後に動きます。

相手の意表を突く開始わずか5秒での背負い投げ。電光石火の仕掛けから技ありを奪うと、その後はこのリードを守りきり優勢勝ち。

32歳で初のオリンピックに挑んだベテランが日本柔道史上最年長でメダル獲得です。

落合健悟 記者:
橋本選手銅メダルです。地元浜松からも祝福の拍手が贈られています

道場の後輩:
見ているときは眠かったんですけど、壮市くんが勝ったのを見て一気に目が覚めました。(オリンピックは)そんな簡単な場所じゃないのでこれからもがんばって努力してオリンピックに出たいです

小学生時代の恩師も銅メダル獲得の瞬間を見守りました。

育誠館・杉山崇 館長:
本当にやっとつかんだオリンピックなので、精一杯がんばってやってくれた。本当にお疲れ様という気持ちでいっぱいです。観客席に手を広げて喜んでいたので本人の中では銅メダル以上のものがあったんじゃないかなと思います。嬉しいなと思いますそれをみて

橋本壮市 選手:
本当にたくさんの人が見に来てくれたので手ぶらで帰るわけにはいかなかった。あとは自分の柔道人生に悔いが残らないように戦った

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