第106回全国高校野球選手権岡山大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は29日、倉敷市のマスカットスタジアムで決勝があり、岡山学芸館が関西を4―3で破り、58校56チームの頂点に輝いた。優勝は5年ぶり3回目。岡山学芸館は8月7日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。
岡山学芸館が1点リードを守り切り、関西を振り切る
岡山学芸館は先取点を許した直後の二回、死球と田井の内野安打で一、二塁とし、沖田の右中間二塁打で逆転。六回には坂本と佐藤の適時打で2点を加えた。先発沖田は8回を5安打無四球とテンポよく投げ、丹羽が九回を3人で締めた。
関西は一回、渡辺が安打で出て二盗。森本の犠打で1死三塁として、松田がスクイズを決め1点を先取。逆転された後は四回からエース山本を投入して食い下がり、六回に渡辺、森本、松田の3連打などで1点差まで追い上げたが、七回以降は走者を出せなかった。
岡山学芸館・竹下柚葵主将
仲間たちと一日でも長く野球をしたいと思っていたので、実現できてうれしい。ずば抜けた選手はいないが、みんなチームのことだけを考えてプレーをしてきたから勝てた。甲子園では前回が1勝なので、その壁は絶対に越えて2勝以上したい。
岡山学芸館・佐藤貴博監督
今日は「冷静に笑顔で」と声をかけ、甲子園をちらつかせないよう戦った。昨年おかやま山陽が甲子園で3勝してベスト8まで進んだので、それ以上を目指し、岡山代表として恥じない野球を披露できたらと思う。
関西・松田大輝主将
相手の投手力に自分たち攻撃陣が対応をしきれなかった。岡山学芸館の打線に投手陣は踏ん張ってくれたが。投手には頼りっぱなしで感謝しかない。来年は今大会で味わった思いをぶつけて、必ず甲子園に行ってほしい。
関西・藤井裕監督
相手が強かっただけ。自分たちも最後まであきらめないところが強くなり、理想に近いチームになった。100点満点をあげてもいいのではないか。先がある選手もいる。選手たちはこの悔しさを忘れないでほしい。
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