全国高等学校野球選手権 静岡大会は7月29日に決勝が行われ、掛川西が7対2で聖隷クリストファーを下し、26年ぶりに夏の甲子園の切符をつかんだ。

26年ぶりとなる夏の甲子園出場を目指す掛川西と春夏通じて初の聖地を狙う聖隷クリストファーの一戦。先制したのは聖隷クリストファーだった。

1回裏に1番・大高がライト前ヒットで出塁すると、犠打と内野ゴロの間に3塁へ進塁。さらに4番・渡部が死球で塁に出ると、続く5番・稲岡がライト前へのタイムリーで1点をあげる。

一方、掛川西は直後の2回表、内野安打2本と2つの犠打で2死2・3塁のチャンスを作ると8番・杉山が左中間を破るタイムリーツーベースですぐさま逆転に成功。

ただ、聖隷クリストファーも3回裏、先頭の2番・渡辺がツーベースで出塁すると、続くジャコブソンが犠打で送り、4番・渡部が三遊間を破るレフト前へのタイムリー。同点に追いつく。

しかし、掛川西はまたしても点を取られた直後に強さを見せる。4回表、ヒットや死球などで1死満塁のチャンスを作ると、打席には2回表に一時逆転となるタイムリーを放った8番・杉山。今度は右中間を破るタイムリースリーベースで3点を勝ち越した。

試合はこの後、両チームともランナーを出しながら一転して膠着状態に入る。

再び試合に動きが見られたのは8回表。

掛川西は2死2塁から、ここまで5打点の杉山に代わって宮崎を代打に送ると、期待に応えてセンター前へのタイムリーを放つと、さらに9回表には2番・鈴木がライトスタンドに飛び込むホームランを放ち勝負あり。

掛川西が聖隷クリストファーを7対2で下し、夏の甲子園の切符を手にした。

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