セーヌ川で行われたパリ五輪の開会式パレードで、写真に納まる旗手の江村美咲(左)と半井重幸。後方はエッフェル塔=26日、パリ(ゲッティ=共同)
セーヌ川で行われた船上パレードで、男女の精鋭が日本の旗手を務めた。フェンシング女子サーブルの江村美咲とブレイキン男子の半井重幸。降りしきる雨の中、「日本の顔」として大役を果たした。 雨が降り出しそうだった空は崩れ、式典が進むにつれて本降りとなった。それでも、日の丸を掲げた2人の表情は晴れやかで、川岸を埋める観客に笑顔で手を振った。江村は「その瞬間を見逃さないように、一人一人の顔を見る気持ちで船に乗っていた」と、特別な時間をかみしめた。 半井は今大会で採用された目玉競技を象徴する存在だ。「雨が降ってくるというハプニングでさえもドラマチックで、特別感が出た」と前向きに捉えた。
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