26日のパリ・オリンピックの開会式にあわせ、国連のグテレス事務総長がビデオ声明を寄せ、「五輪休戦の精神にのっとり、あらゆる人たちに武器を置くことを求めたい」と訴えた。
国連総会では1994年のリレハンメル冬季五輪以降、五輪にあわせて戦闘行為を停止する「五輪休戦」を求める決議を採択している。グテレス氏は「架け橋を作り、連帯を強め、あらゆる人にとっての平和という究極の目的のために努力しよう」と呼びかけ、「五輪の聖火が平和と調和の世界への道を照らしますように」と訴えた。
パリ五輪はロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘など、各地で紛争が続く中で開幕した。侵攻を続けるロシアと同盟国ベラルーシは国家としての参加が認められず、個人の中立選手(AIN)として出場する。【パリ金子淳】
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