今年5月新しいサッカースタジアムで旗を吊るしていた「バトン」が落下した事故をうけ、25日、新たに旗を掲げるための「ポール」が設置されました。
安全面を重視したということです。
【野川キャスター】
「日差しが照りつけるエディオンピースウイング広島です。あちらを見ると作業員の姿が見えます。すでに工事が始まっているようです」
25日、Eピースで行われたのはチームのシンボルともいえる「フラッグ」を掲げるための新たなポールの設置です。
Eピースでは、今年5月、試合中にスタンドの屋根付近から旗を吊るしていた重さ70キロのバトンがおよそ40メートル下の観客席に落下する事故が発生。
広島市は、バトンを上げ下げする装置を撤去した上で、新たにフラッグを掲げる方法を検討していました。
【野川キャスター】
「いま最後のポールが用意されています。これが一番左6.3mのポールです。これで完成ですね」
新たに建てられたポールはアルミ製で一番長いもので高さ8.5メートル。
普段の試合では3本のポールを使い、Jリーグ旗やチームフラッグなどを掲げる予定で、5本設置することで、旗の数が増える国際試合にも対応できるようになっています。
【野川キャスター】
「ポールの設置場所は総合的な判断ですが、その一つは座席の黒いVIP席から良く見えることなんだそうです」
VIP席から見えやすい場所に設置するのはJFA・日本サッカー協会のガイドラインで定められていて、この場所が選ばれました。
新たなフラッグは来月1日に行われるサンフレッチェ対シュトゥットガルトの親善試合からその姿を見ることができます。
<スタジオ>
ここからは取材した野川キャスターです。
【野川キャスター】
今回、設置の経緯を踏まえて「安全性」を一番に考え「ポール」でフラッグを掲げることに決まったそうです。
JFAのガイドラインには「VIP席から必ず視認できる位置に最低でも5本のポール(バトン)等で5旗以上のフラッグを掲示できる設備を設置」と書いてあります。
ポールは一直線に並んでいるのではなく「W」のようなジグザグな形になっています。
ずらすことでフラッグが風にはためいた時に隣のフラッグにかかることなく綺麗にみえるということで工夫されているんですね。
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