オーバーエイジ枠を使わず強さ見せる

日本は今大会で、3人まで認められている年齢制限のないオーバーエイジ枠を出場チームの中で唯一、使っていません。

東京大会には年齢制限のない日本代表の要でもあった遠藤航選手などが加わり、「史上最強」とも呼ばれたメンバーで臨んだことを考えると対照的な構成となっています。

ただ、多くの選手はパリオリンピックのアジア最終予選を兼ねた23歳以下のアジアカップで優勝したメンバーでキャプテンの藤田譲瑠チマ選手は「僕たちはお互いの特長をよく知っているし、大岩監督の戦術理解度も非常に高い。これまで培ってきた『組織力』を武器に戦いたい」とチーム力の高さを強調してきました。

そして、オリンピック2連覇を果たしているブラジルを抑えて南米予選を1位で通過したパラグアイに対しては大岩監督が「守備が組織的で強度が高いチームだ。フォワードはスピードがあり、カウンターに気を付けなければならない」と最大限の警戒をして臨みました。

そのパラグアイを相手に日本は藤田選手のことば通り組織力の高さをいかんなく示しました。

オーバーエイジの選手が2人加わった強豪を相手に冷静にボールを回してすきをうかがいながら前半19分にはその強固な守備を崩して先制。

その後、1人少なくなったパラグアイに対してはさらに立て続けに得点を奪いました。

オーバーエイジの選手がいなくても強さを見せた日本が重要視していた初戦で貴重な1勝を手にしました。

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