【姫路市(日本製鉄瀬戸内)-小山市・栃木市(エイジェック)】試合に臨む小山市・栃木市の難波貴司監督=東京ドームで2024年7月24日、宮間俊樹撮影

 第95回都市対抗野球大会は第6日の24日、東京ドームで1回戦があり、3年ぶり2回目出場の小山市・栃木市・エイジェックが姫路市・日本製鉄瀬戸内に5―4で逆転勝ちし、大会初勝利を挙げた。栃木勢の白星は第21回大会(1950年)の鹿沼市・古沢建設以来、74年ぶり。小山市・栃木市・難波貴司監督の試合後の主なコメントは次の通り。

小山市・栃木市・難波貴司監督

 心からうれしい。社会人野球の怖さも良さも詰まった試合だった。(六回に5得点で逆転)向こうのミスもあったかもしれないが、ああいう攻撃もできるんだなと選手たちの成長を感じた。

 公式戦で3点のビハインドを追いついたのが私の就任後は初めてだと思う。きれいなヒットはなかったが、うちらしくつなぐことができた。

 先発の河北(将太)がふがいない投球をした後に新人の川端(秀悟)が粘って、(茨城トヨペットから補強の)中島(悠貴)が流れを止めてくれた。彼のストレートの勢いがチームに勇気を与えてくれて、攻撃力につながったと思う。

 この勝利は大きい。就任して3年半、負けて得るものはすごくたくさんあったが、勝って得られるものはなかなか機会がなかった。全国大会で強豪とこんなにいい試合ができて、逆転できた。この1試合ですごく成長できたと思う。

 (次は古巣のさいたま市・日本通運と対戦)12年間お世話になって、今の私があるのは日本通運さんのおかげだと思っている。日本通運のベンチ、スタンドを見ながら試合をすることになるので、涙が出るんじゃないかと思って。ここ数年は練習試合でもこてんぱんにやられているので、なんとかくらいついて今日のような試合ができればチャンスはあると思う。

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