夏の甲子園出場をかけた高校野球県大会の決勝戦、福岡大大濠と西日本短大付属の対戦は一進一退の熱い闘いとなりました。
甲子園への切符を手にするのは、プロ注目のピッチャー・柴田と強力打線を擁する福岡大大濠か。
それとも秋と春の県大会で大濠に敗れ、リベンジに燃える西日本短大付属か。
シード校同士が激突した決勝戦。
試合はさっそく1回から動きます。
大濠は相手のエラーで出塁したランナーを2塁に置き、24日の先発も任されている4番の柴田。
ライトへのタイムリーヒットで幸先良く先制します。
一方の西短も黙ってはいません。
2回、1アウト3塁のチャンスを作り、7番・安田。
ライトへのタイムリーですぐさま追いつきます。
その後も打線が火を噴き、3回途中までに6安打。
大濠はたまらず2枚看板のもう一人、平川をマウンドに送ります。
大濠はその後、5回の攻撃で1アウト1・3塁のチャンスをつかみます。
3番・高田の犠牲フライで1点を勝ち越しますがー。
その裏、西短はランナー3塁の場面で犠牲フライ。
再び同点に追いつきます。
5回以降は、双方が粘りのピッチングでピンチを切り抜け、譲らない展開にー。
そして、「ドラマ」は8回裏に起きました。
西短の先頭バッターはキャプテン・高峰。
ショートのグラブを弾く意地のヒットで出塁すると、ピッチャー村上がきっちり送ります。
すると大濠ベンチは、2回にタイムリーを放った7番・安田を申告敬遠。
2年生キャッチャー・山下との勝負を選びます。
◆西日本短大付属 山下航輝 選手
「(大濠は)自分でアウトとるのかと思って、怒りではないけど、自分が打つしかないと思いました」
放った打球は、試合を決定づける勝ち越しの3ランホームラン!
西短は9回、エース・村上が最後の打者をショートゴロに抑えて、宿敵・大濠を下しました。
西日本短大付属が3年ぶり7回目の出場を決めた夏の甲子園。
大会は8月7日に開幕します。
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