パリ五輪卓球女子日本代表の早田ひながパッケージにあしらわれたサバの缶詰「ひな缶」

 パリ五輪卓球女子のエースには地元に力強い応援団がいる。名物のめんたいこを製造・販売する「ふくや」(福岡市)は、早田ひな(24)が15歳だった2015年から、活動をサポートするために売上金の一部を寄付し、世界に羽ばたく「ひな」を見守ってきた。  北九州市出身の早田は、中学生時代から強い選手だったものの、世間に広く知られた存在ではなかった。ふくやは「地元から五輪を目指す選手をサポートしたい」との思いで支援を決めた。17年には早田がパッケージにあしらわれたサバの缶詰「ひな缶」も発売。約10年間支援を続けている。  それはお金だけではない。早田の活躍の場が世界に広がるにつれ、度重なる遠征で栄養管理の重要性が増していくと、食でも支えた。「海外でも魚を食べさせたい」との早田の家族の依頼を受け、持ち運びやすいようにパウチ加工した魚料理の製品を特別につくった。早田は19年の遠征時に持参したという。


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