(20日、第106回全国高校野球選手権高知大会1回戦 高知国際1―0追手前)

 「『練習して勝てよ』って、神様がくれたチャンスだ」

 雷のため、14日に九回表2死で継続試合が決まった時、追手前の北村海斐主将(3年)はこう思った。

 1点リードを許した状況で再開される試合。何とか同点に追いつき、タイブレークに持ち込んで十回裏で勝つイメージで必死に練習を重ねた。

 臨んだ20日。九回裏に1死満塁の好機を作ったが併殺に遭い、試合は終わった。

 「うまい選手はいないチームだけど、みんなの力を集めて逆転しそうな雰囲気に持って行けた。よかった」と話した。(原篤司)

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