岩手県高総体の開会式のあり方を検討する会議が7月17日に盛岡市で開かれました。
かつては多くの生徒が参加していましたが、出席した委員からは現状の「規模を縮小した開催」を望む声が多く聞かれました。

この会議は学校教育を取り巻く環境の変化に対応しようと開かれたもので、高体連や教職員組合などが県高総体の総合開会式のあり方について議論しました。

総合開会式はピーク時には3万3000人の生徒が参加する大きなイベントでしたが、熱中症などの問題や輸送にかかる経済的負担などが課題となり2016年には「廃止案」が提案されおおむねね了承されました。

これに対し再検討を求める声もありましたが、新型コロナウイルスの影響で2022年からは屋内で規模を縮小して開催されています。

こうしたなか、部活動が任意加入となったことや開会式に対する生徒の認知度の低さなど新たな課題も生じていて、委員からは「岩手県は県土が広く県北・沿岸の負担は大きいと思う」、「(輸送)費用を考えると屋外での開催は無理なんじゃないかと」というような意見が聞かれました。

県高体連では今後協議を重ね11月に2025年度以降のあり方を最終決定する方針です。

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