第106回全国高校野球選手権大会が各地で開催されています。試合後、各球場をあとにしたチームのミーティングから、兵庫大会に出場したチームの言葉を紹介します。

(17日、第106回全国高校野球選手権兵庫大会3回戦 明石南2―1神戸鈴蘭台)

 神戸鈴蘭台・道満浩徳監督

 楽しくやらせてもらいました、ほんまに。ただな、あの……くやしさは残ったな、やっぱりな。

 16(強入り)いったことないから、歴史の扉はやっぱり開かんと。

 そやけど僕はね、学ばせてもうたわ。(今の3年生が)1年生で入ってきたとき、「今年は弱いなぁ」と思てたけど、ここまで成長できるんやって。(社相手に)1点差で負けたんやけど、最後まで諦めずにやるって、やっぱり大事やなって学ばせてもらったし。

 ほんまはな、全員な、ちゃんと使ってやりたいな。もうそんなんはね、ずーっとあるねん。ずーっとある。そらそうや。

 出場する機会が少なかったやつ、申し訳なかった。ほんまになあ。ほんまはな、スタメンで10人でも11人でも出られるんやったら、「3年生行かんかい」って思う。

 そやけどな、チームのために、自分が一体何ができるんやって、社会に出ても一緒やで。自分の役割って一体何か。それはちゃんと責任持ってやることや。それが大事やと思う。

 しんどかったし、やいやいゆうたし。そやけどがんばって粘り強くやってくれたことが、(これからの)人生でいきてくれたら、僕はもうそれだけですごくうれしい。

 人生これで終わりじゃないんで。必ず自分の目標を見つけて、努力もしないといけないし、失敗もあるだろうけど、その力をこの3年間蓄えてきたんちゃうかな。

 甲子園出られるんは1校だけやし、全国優勝するのも1校だけなんで、どっかでこういう形になるんだけど、必ずいかしてほしいなと思います。ありがとうございました。(大久保直樹)

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