(15日、第106回全国高校野球選手権宮城大会3回戦、仙台一4―7東北学院榴ケ岡)

 戦前から終戦直後にかけて3回の全国選手権出場がある古豪の仙台一が3回戦で姿を消した。

 仙台一は一回に2点を先制し、五回も1点を加えて先行した。だが、七回に5点を奪われて逆転を許した。

 仙台一は文武両道の伝統校として知られ、硬式野球部は宮城県内最古の歴史を誇る。

 全国大会初出場は全国中等学校優勝野球大会と呼ばれていた1923年。阪神甲子園球場ができる前年で、鳴尾球場での開催だった。40、50年にも出場したが、勝利には手が届かなかった。

 昨年は春秋ともに東北大会に出場し、今春の選抜大会で21世紀枠の東北地区候補校に選ばれたが、出場はかなわなかった。

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