(15日、第106回全国高校野球選手権富山大会2回戦 富山西・呉羽・伏木3―2高岡)

 富山西・呉羽・伏木の連合チームが初戦に勝利し、試合後に魚津桃山運動公園野球場に3校の校歌が流れた。富山大会で3校の連合チームが勝つのは初めて。県高野連が「一つのチームだが、1校だけの校歌では」と配慮し、富山西、呉羽、伏木の順で流した。

 3校は2023年の春季大会から別の1校とともに連合チームを組んできた。武部元成監督は「各校の生徒、保護者らが一体となってスタンドで応援してくれた。選手のプレーを後押ししてくれた」と感謝する。

 伏木のたった1人の野球部員で4番、右翼手で先発出場した田中勇樹選手(3年)は「(歌を知っているのは)自分1人だったけれど、歌いました」。選手たちは「校歌が三つ流れて驚いたけど、うれしかった」と話した。(前多健吾)

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