(13日、第106回全国高校野球選手権高知大会1回戦、土佐塾10―2安芸) 

 安芸で唯一の3年、西野真生選手の夏が終わった。

 1年生で入部した時から、同じ学年は自分だけ。控えでこの日も打席には立てなかったが、「今日の中盤の盛り上がりは、忘れられない思い出になった」。

 8点を追う五回、4連続長短打で2点を取り返した時のベンチは、これまでにないほどわき上がった。

 つらいこともあったけど、「後から入ってきてくれたみんなの力があってこそ、ここまで来れた」と改めて思った。

 「これからも、できることがあれば手伝いたい。自分の勉強もがんばる」と前を向いた。(原篤司)

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