ナショナルリーグ西部地区首位のドジャースは、相手の本拠地デトロイトでアメリカンリーグ中部地区4位のタイガースと3連戦の初戦に臨みました。

大谷選手は1番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席は、ここまで10勝をマークしている相手先発のサウスポー、スクーバル投手の150キロ台後半のボールを打ってサードゴロでした。

3点をリードされた3回は、ランナー一塁の場面で大谷選手に第2打席が回り、高めのスライダーを打ちましたがセンターフライでした。

2対3で迎えた5回は、2アウトランナーなしで第3打席に立ち、インコース低めの155.4キロのボールを逆方向に打ちましたがレフトフライとなり、今シーズンのサイ・ヤング賞の有力候補にもあげられているスクーバル投手との対戦は3打数ノーヒットでした。

このあと、1点を追う8回の第4打席は、3人目で登板した右投げピッチャーと対戦し、アウトコース低めの変化球に空振り三振となりましたが、ドジャースは、ここから3者連続ヒットで3対3の同点に追いつきました。

そして9回、ドジャースが2アウト一塁三塁のチャンスを作ると、大谷選手に第5打席が回り、相手5人目の左ピッチャーのインコースの力強いボールを振り抜きました。

打球はセンターの頭上を越え、ワンバウンドでフェンスに飛び込むエンタイトルツーベースヒットとなって、勝ち越しに成功しました。

大谷選手のタイムリーヒットが決勝打となって、ドジャースが4対3で競り勝ち、連敗を「4」で止めました。

大谷選手は、5打数1安打1打点、打率は3割1分2厘となりました。

大谷「なんとか打ちたいと思って 連敗を切りいい流れを」

試合後、取材に応じた大谷翔平選手は、勝ち越しのタイムリーヒットの場面について「なんとか打ちたいと思っていて、打った瞬間は、打球が外野の頭上を抜けるかどうか分からなかったが、抜けてほしいという気持ちで走っていた」と振り返りました。

そのうえで、「連敗を切って、いい流れを持ってくるというのが大事だと思っていた。3連戦の初戦を取れたのが大きいと思う」と話していました。

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