11日に開幕した南北海道大会の開会式。選手宣誓を務めた函館大有斗の能戸優雅主将は、どうしても入れたい言葉があったという。「甲子園」だ。「仲間たちとさまざまな困難を乗り越えられたのは、小さい頃から憧れた甲子園という場所があったからです」。胸を張り、一言ずつかみ締めるように、宣誓した。

 開会式の前、仲間に背中をたたいてもらい、体をほぐした。壇上に立つと、バックネット裏にいる両親の姿が目に入った。そのせいもあってか、練習よりもうまくできたといい、「とても緊張したけど、満点です」。終了後、取り囲んだ報道陣に笑顔を見せた。(岡田昇)

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