(10日、第106回全国高校野球選手権千葉大会1回戦、若松2―7千葉日大一)

 最後の夏、若松の本間蒼太(3年)は打ちまくった。

 初回に鮮やかな流し打ちで左翼線を破ると、その後も安打を重ね、3打数3安打2四球。全打席で出塁し、チームの全得点に絡む活躍を見せた。

 春大会まではバットが湿りがちだったが、夏に向けて調子を上げてきた。熱心にバットを振る姿を見てきた耀(あかる)智成監督は「夏前から勝負する目に変わった。夏は彼を中心に回そうと思った」と2番打者を任せた。

 六回は四球を選び、新城陽翔(2年)の適時打で生還。七回には内角の直球に詰まりながらも二遊間深くへ打球を飛ばし、適時内野安打をもぎ取った。「1点でも追いつきたい一心だった。負けたのは悔しいけど、自分自身の出来は100点です」=船橋(若井琢水)

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