(10日、第106回全国高校野球選手権大分大会2回戦 大分舞鶴6―3大分商)

 大会5日目第2試合から2回戦が始まった。第1シードの大分舞鶴と1回戦をコールド勝ちした大分商が対戦。いずれも甲子園出場経験がある伝統校だ。両校とも大会会場の別大興産スタジアムから数百メートルの目と鼻の先にある。ご近所どころか「お隣対決」と言ってもいい。

 今春の九州地区高校野球県大会準々決勝では大分舞鶴が10―3で7回コールド勝ちだった。10日の対戦後、大分商の河野新主将は「春に7点あった点差が3点まで減った。チームの成長が見えて良い試合だった」と振り返った。

 那賀誠監督は涙をこらえる選手たちに向かい、「ごめんとかあやまる選手はいない。『ありがとうございました』と言って帰ろう」と呼びかけた。別大興産スタジアムから大分商までは約500メートル、徒歩で10分ほど。選手らは整列し、胸を張って球場をあとにした。(大村久)

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