パリパラリンピック・車いすマラソン日本代表選手が、子どもたちに特別授業を行いました。

盛り上がる小中学生の熱い視線の先には、車いすマラソン・パリパラリンピック日本代表の鈴木朋樹選手(30)。

8日、小中学生1100人に特別授業を行いました。

鈴木選手が持っている車いすマラソンの日本記録は1時間18分37秒。

時速にすると約32kmですが、「1番速くて下り坂だと、(時速)70km~80kmくらい」と鈴木選手は話しました。

初めて知る車いすマラソンに驚きを隠せない生徒たち。

車いすを体験した児童は、「(Q.乗ってみてどうですか)すごい!(Q.どうやって座っている)正座」と話しました。

8日、特別授業が開かれた中央区立晴海西小学校・中学校の校舎があるのは、東京オリンピック・パラリンピックの選手村があった場所です。

3年ぶりにこの場所に戻ってきた鈴木選手は、「選手が通った場所が今は違う形になって受け継がれていく。これから自分が死んでも、その先も引き継がれていくのが素晴らしいと思った」と話しました。

参加した生徒は「オリンピックはけっこう見ていたのですが、パラリンピックはあまり見たことがなくて、きょういろいろな話を聞いて、パラリンピックも見てみたいと思った」と感想を話しました。

そして、今回は鈴木選手と一緒に車いすレーサーを開発した担当者も登壇。
パリに向け、軽くて丈夫なフルカーボンになりました。

トヨタ自動車 BR GT開発室・橋本紘樹さん:
何度も何度も作り直したが、それが鈴木選手や全体のチームの信頼関係を深めていく良い機会になったと思う。

新しい車いすで、パリパラリンピックに挑みます。

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