(8日、第106回全国高校野球選手権佐賀大会2回戦 厳木0―10佐賀北) 部員不足で昨秋と今春の県大会には、他校との連合チームで出場した厳木。1年生5人が加わるなどして、今大会は13人の単独チームで出場したが、第1シード・佐賀北の壁は厚かった。

 エースでもある清水章翔主将(3年)と山崎悠月輝捕手(同)のバッテリーが、部員の勧誘から練習まで、チームを引っ張った。清水主将は「最後まであきらめない姿勢と、少しでも大きな声を出して頑張ることはできた」と語った。

 島隆太朗監督は「部員がやめないよう、厳しい指導はやりづらいが、この2人は他の部員に、言うべきことをちゃんと言ってくれた」と評価する。

 3年生が抜けると、部員は6人になる。清水主将は「新しい部員が入ると信じて、来年の夏をめざしてほしい」と後輩たちにエールを送った。(小陳勇一)

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