個人戦の学生剣道日本一を決める第72回全日本学生剣道選手権大会(毎日新聞社、全日本学生剣道連盟主催)は30日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される。
男子は、5月の関東学生選手権を制した筑波大の平尾尚武選手(4年)に勢いがある。堅い守りから流れをつかむタイプで、緻密な戦術に定評がある。前回大会は1回戦で敗退しており「まずは初戦。先を見ずに戦いたい」と気を引き締める。
法政大も上位を狙える実力者がそろう。前回大会で準優勝した鈴木龍哉選手(4年)をはじめ、前回3位で今年の関東でも3位に入った矢野将利選手(4年)、関東8強の三宅涼介選手(4年)も地力がある。法政大勢として23年ぶりの頂点を見据える。
大学として「連覇」を目指す鹿屋体育大は九州学生選手権を制した大平翔斗選手(4年)に期待が懸かる。日本体育大の藤島心選手(3年)は準優勝した関東の決勝で平尾選手と互角に渡り合った。
17年大会以降(新型コロナウイルスの影響で中止された20年大会を除く)は筑波大、国士舘大、鹿屋体育大の選手が2回ずつ優勝。他大学の剣士が勢力図を塗り替えられるか。
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