サクラが見ごろとなっている坂井市の丸岡城で、先日女子プロレスの試合が行われました。見ごろのサクラと同じピンク色の髪が特徴的な地元出身のレスラー橋本千紘選手らの熱い戦いが、会場を沸かせました。
   
イベントは、丸岡藩誕生400年を記念して行われました。現役の女子プロレスラー8人の戦いに、集まった1500人は大興奮。そんな中、人一倍大きな歓声を浴びて登場したのは、坂井市の春江小学校、春江中学校出身の橋本千紘さんです。
  
橋本選手にとってこれが地元で初の凱旋試合。挑んだのは2対2のタッグバトルです。劣勢の展開になるものの、地元の声援が橋本選手を奮い立たせます。エールを力に橋本選手が逆襲。さらに、父が勝山市出身の優宇(ゆう)選手とのコンビ技が炸裂します。2人合わせて総体重200キロが、相手選手に飛び込みます。
 
そして最後は渾身のラリアットが決まり、勝利のゴングが―
マイクを持った橋本選手が「坂井市の皆さん、女子プロレスどうでしたかー?」との呼びかけに、大歓声が。続けて「ひっで楽しくないか?楽しいよの?」とコテコテの福井弁に地元の人は大喜びでした。

観客は「ものすごく迫力があって、200キロが飛んできたら死んじゃうなと思った。初めてプロレスを見たがこんなに面白いものだとは…きょうはいい天気で桜も満開で良かった」「2人から攻撃されても絶対に起き上がるところがかっこよかった」興奮した様子でした。
 
福井地震で崩壊しその後再建された丸岡城が、何度倒されても立ち上がる橋本選手の姿と重なっていました。

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