◯横浜F・マリノス2―0ガンバ大阪●(10日・日産スタジアム)
昨季2位の横浜マが今季のリーグ戦でホーム初勝利。エースストライカーのアンデルソンロペスが決定力の高さを見せた。
ガ大阪に攻め込まれる時間が続く中で迎えた後半8分。敵陣深くでのパスワークからMF山根陸の低い左クロスをワントラップ。相手選手に背後から寄せられても意に介さず、強烈な左足シュートでゴールをこじ開けた。
「チームの連係が取れたプレーだった。良いターン、良いフィニッシュができた」
横浜マは試合終了間際に途中出場の植中朝日がダメ押しの追加点。攻撃面でガ大阪に試合を支配された中で勝利をつかんだ。ガ大阪のポヤトス監督は敗因をこう語った。
「マリノスはアンデルソンロペス選手がワンチャンスをものにした。自分たちはチャンスがあったのにゴールを決めきれなかった」
昨季は元日本代表の大迫勇也(神戸)と並び、22点でJ1得点王に輝いた。今季もリーグ開幕から7戦5発と順調にゴールを重ねている。
チームが過密日程をこなす中、自身は開幕から先発出場が続く。「毎試合チームに貢献していきたい。この勝利はサポーターの皆さんにささげたい」。ブラジル出身の点取り屋は、チーム愛を原動力にしている。【高野裕士】
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