自民党は5日、党本部で国防部会と安全保障調査会の合同会議を開いた。日本と韓国の防衛相がレーダー照射問題の再発防止策で合意したことについて議論した。照射の事実関係に触れなかったことを巡り、一部の出席者から「うやむやにして先に進んでいいのか」と疑問視する声があがった。

黄川田仁志国防部会長は会合後、記者団に「韓国の政権が代わったらひっくり返される隙を与えた事案として残るという批判があった」と語った。批判と評価で意見が半分に分かれたと明らかにした。

木原稔防衛相と韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防相は1日、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)にあわせて会談した。2018年からの懸案だったレーダー照射問題の再発防止策を取りまとめ、2国間の防衛交流を強化すると確認した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。