5日に行われた参院本会議での改正子ども子育て支援法の採決にあたり、自民党の衛藤晟一参院議員が、法案の内容は不十分だとして、本会議場を退席し採決を棄権した。

児童手当拡充などの少子化対策の財源の一つとして公的医療保険に上乗せして徴収する「子ども子育て支援金」を創設する改正子ども子育て支援法は5日、参院本会議で与党の賛成多数で可決・成立した。

しかし、採決の前に自民党の衛藤晟一参院議員は「この案は画期的な良いところもあるがもっと補充するべきだ」として本会議場を退出した。

衛藤氏は前日の参院内閣委員会での採決の際にも反対の扱いとなっていて、これについて記者団に対し「条件付き賛成のようなものだが、ぼーっと考えていたら手を挙げていなかった」と説明した。

衛藤氏はさらに「大学などに対する無償化について枠をもっと広げなければいけない」と述べた上で「もっと財源の問題を各党ともに考えなければならない」と強調した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。