鈴木康友 氏が静岡県知事に就任してから1週間。

県政の課題にどう対処していくのか?私たち県民の疑問について、生出演で鈴木知事にうかがっていきたいと思います。

知事就任から1週間

-当選からこの1週間振り返ってどうですか?

鈴木康友 知事:
当選の翌々日には当選証書を交付してもらい公務がスタートしましたので、そこからは怒涛のような1週間でした

-浜松市役所と県庁の違いは感じますか?

鈴木康友 知事:
特に大きな違いはないですが、県の方が組織として大きいので、そのスケール感と言うものは感じましたね。

-市長当選の時との違いは?

鈴木康友 知事:
市長の時は任期満了の選挙でしたので、市長になるまでの準備期間というものがありましたが、今回は本当に1日置いてすぐに公務スタートということでホテル住まいで過ごしていて、ようやく先週 花博の件で自宅に一度戻ったくらいで本当に怒涛の1週間を過ごした感じです

国交省-JRとの関係は

-6月4日は東京で斉藤国交大臣と面会なさっていましたが、どのようなお話を?

鈴木康友 知事:
就任のご挨拶にうかがったわけですが、斉藤大臣とは国会議員時代から親交がありましたので、久しぶりにお会いしてリニア推進にあたっての静岡県の立場を説明するとともに国のご指導もぜひお願いしますという話でございました

総務省地域力創造アドバイザー
西原茂樹さん(元牧之原市長):
康友さん当選おめでとうございます。これからは鈴木知事と呼ばせていただきます。斉藤大臣と話されている雰囲気からもお互いに信頼関係があるなというのが伝わってきました

鈴木康友 知事:
静岡県の場合はリニアだけではなく、伊豆縦貫自動車道の整備の問題ですとか、社会資本の整備に国交省の力が必要ですので、こうしたつながりを活用させていただき国とは良い関係を作っていきたいと思っております。

リニアについて具体的な話として岐阜で地下水の水位低下の問題が出てきた件でJRに問い合わせしているので、そうした問題について信頼関係を築いていけるように国からもご指導をお願いしています

-また、6月5日にはJR東海の丹羽社長にも面会予定だそうですが、どんな話を?

鈴木康友 知事:
丹羽社長とは本当に初めてお会いするので、改めて静岡県の立場を説明し、JR東海さんも真摯に対応していただくようにお願いするつもりです。

-前知事時代はJR東海との関係に課題がありましたが、どのように向き合う?

鈴木康友 知事:
これはJR東海だけでなく、大井川水系の流域市町の方々、国、それに県と連携をとっていくことが大切なので、そういう心合わせはしていく必要があると思います。

静岡県の場合は水の問題と環境の問題を両立させなければいけない中で課題も28項目に絞りましたので、是非そうしたところについては真摯に対応していただければと思っています

リニア開業…静岡県にメリットは?

-リニア工事を進めていくのはわかりますが静岡にとってのメリットは何ですか?

鈴木康友 知事:
リニアが開通すれば「のぞみ」がそちら(リニア)に吸収されるので、東海道新幹線の停車本数が増えます。その際の具体的な経済波及効果などについてJR東海としての見解を質していきたいです

-静岡空港新駅についてはいかがですか?

鈴木康友 知事:
現在の過密ダイヤで新駅というのは現実的ではなく、リニア開通後の話として考えています。そうした中で、成田や羽田に何かあった際の代替空港としての意義が静岡空港にはあると思うので、そうした点も含めて国も交えて協議が出来ればと思います

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