秋田県横手市の大森浄化センターの施工不良を市が公表していなかった問題で、補修工事にかかった費用の支払いに関する監査請求の結果が4日、横手市議会で報告された。

横手市の大森浄化センターでは、水槽の工事完了後に水が漏れるなどの施工不良が見つかり、補修されたものの市は公表せず、議会にも報告していなかったことから、百条委員会が設置され調査が進められている。

4日に開かれた横手市議会で、補修工事の費用の支払いに関する監査請求の結果が報告された。

横手市は、建設工事の共同企業体に費用を支払い、損害賠償を水槽工事の共同企業体に求めた。

水槽工事の不備で建設工事が進まず、費用が掛かり増しになった背景があり、市の仲介が疑問視されている。

調査の結果、事務処理に一部改善の余地はあるが、センターを完成させる目的達成に向けて発注者の市が調整することはやむを得ず、違法とまでは言えないと結論付けられた。

百条委員会では結果を踏まえ、秋ごろまでに結論を出す予定。

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