5月26日に投開票が行われた静岡県知事選挙で、自民党が推薦する元総務官僚が、立憲民主党と国民民主党が推薦する前浜松市長に敗れたことを受け、岸田文雄 首相は27日夕方、報道陣の取材に「結果をしっかり分析し、国政を前に進めていく際に活かしていきたい」と述べました。

川勝平太 前知事の辞職に伴い、5月26日に投開票が行われた静岡県知事選挙では、立憲民主党と国民民主党が推薦する前浜松市長・鈴木康友 氏が、自民党推薦の元総務官僚・大村慎一 氏の猛追を振り切り初当選しました。

自民党にとっては4月の衆院補選とあわせて4連敗となる中、岸田首相は26日夕方、知事選の結果について「地域固有の課題や争点、さらにはこれまでの政治における経緯を中心に県民のみなさんが判断されるもの。党としても、今回の結果をしっかり分析し、政治改革をはじめ、国政を前に進めていく際に活かしていきたいと思っている」と述べました。

その上で、衆議院の解散について「いま政治改革、あるいは先送りできない課題に専念し、そして、それらの課題において結果を出すことに全力を挙げている。それ以外のことは考えていない」と話しています。

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