宿泊税導入を目指す県は23日、県内の市町を対象にした説明会を実施しました。
市町からは導入を期待する声とともに具体的な使途を示すよう求める声などが上がったということです。

宿泊税導入に向けた市町への説明会は冒頭を除き非公開でオンラインで実施されました。
県の担当者は1人1泊あたり一律200円とする素案を始め、観光を県経済の成長を支える産業の一つとしていく必要性などを説明したということです。

それに対し、市町の担当者からは宿泊税導入によって環境整備が進むことに期待する声が上がる一方で、税を徴収する宿泊事業者の負担を懸念する声や具体的な使途やスケジュールを示すよう求める声などが上がったということです。

(県地域経済支援担当・村上隆宣部長)
「今の素案をできるだけ具体化していきたい。それを早期にしていきたい」

県は現在、宿泊事業者からも意見を聞いていて、市町の意見と合わせて詳細を具体化していく方針です。

<スタジオ>
具体性という部分ではまだまだですね。

【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「賛成の立場だったんですが、観光以外でも日常生活で宿泊しなければいけない時のことも検討する必要があるのかと思います」

宿泊事業者の負担を考えると、あまりに細分化するのは難しくバランスが重要になりそうです。

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