自民党の石破茂元幹事長は14日夜、都内の日本料理店で小泉純一郎元首相と会食した。山崎拓元幹事長や武部勤元幹事長、亀井静香元政調会長が同席した。岸田文雄首相の政権運営や9月の党総裁選について意見を交わした。

山崎氏が会合の様子を記者団に説明した。小泉氏は息子の進次郎元環境相が9月の総裁選に出馬しない見方を示した。50歳になるまで立候補せずに時の首相を支えるべきだと進次郎氏を諭しているという。

山崎氏によると、小泉氏は石破氏に「首相になるには才能と努力と運が必要だ。努力のなかで義理と人情を大切にしたほうがいい」と助言した。石破氏は「当面、岸田政権を支えることに徹する」と話した。

山崎氏は石破氏について「もともと人気ナンバー1だ。(次期首相の)最有力候補だ」と語った。出席者からも石破氏に総裁選に出馬するよう促す意見が出たという。

26日投開票の静岡県知事選に関して「自民党の推薦候補が勝てば必ず衆院解散になるだろう。負ければ解散はできない。総裁選にまっすぐいくということだ」と解説した。

石破氏は会合に1時間半ほど遅れて加わった。およそ1時間、滞在した。会合後、記者団に「小泉内閣の思い出話だった」と述べた。

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