派閥資金のキックバック問題で自民党から離党勧告を受け離党した塩谷立衆院議員が13日、離党後初めてとなる民放のBS番組への出演で、裏金問題の責任について森喜朗元首相から、責任を取って辞任を迫られた、との一部報道に対し「そういう話は伺いました」と認めた。

塩谷氏は、安倍派の裏金問題が発覚した後の1月に、かつて同派閥の会長経験がある森元首相のもとに出向いた際の話だと明らかにした。

「責任を取れという内容か」と番組内での質問に対し、「そういうような話だ」と述べた。

さらに「議員辞職をしろと言われたのか」との質問に「それらしいことを」と認めた。

安倍派5人衆の1人が森氏をけしかけて塩谷氏に責任を押し付けたとの報道については、「分かりません」と答えた。

また、自民党の自身への処分については「恣意(しい)的な考え方があった」と不満をにじませ、裏金問題で、世耕元参院幹事長とともに、離党勧告処分となったことについて「生贄になったのではないか」との問いには「自ら進んで生贄になったわけではない」と自嘲気味に語った。

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